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5月26日、歌舞伎町商店街振興組合の令和4年度第61回通常総会開催 [事務局]

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5月26日(水)、新宿プリンスホテル25F、風雅(FUGA)にて歌舞伎町商店街振興組合の令和4年度第61回通常総会が開催されました。組合員数210名に対し、本総会出席者数は40名、委任状数81名、合計121名。(よって、本総会は過半数を越え、議決の決定数を満たした)
歌舞伎町商店街振興組合は、その名の通り商店街振興組合法によって定められた商店街が形成されている地域、当該組織の場合は歌舞伎町一丁目地域を所管します。歌舞伎町の戦後間もなく設立された復興協力会からの流れが前身母体となって、振興組合法の施行年、昭和37年(1962年)に合わせて日本で最初に設立された商店街振興組合で、今年が60年目ということになります。現在は歌舞伎町一丁目地域内の地権者を中心に組織が形成されており、各テナント事業者は組合員としてではなく、町内各通り別の町会に所属することが前提となってきました。また歌舞伎町にはその他各同業組合等もありますが、町会やそれら同業組合などの横断組織としての意味合いもあります。歌舞伎町商店街振興組合は二棟の建物・土地(歌舞伎町商店街振興組合ビル、弁天堂ビル)を持つ地権者でもあります。歌舞伎町商店街振興組合設立当初に組合員からの出資によってこれら資産を形成、現在に至っても賃料等事業収益が組合活動の予算の大半を賄っています。
平成21年より12年の間、激動の歌舞伎町をけん引してきた片桐基次氏からバトンを引き継ぎ、昨年、第8代理事長に就任したのが杉山元茂氏(株式会社すずや代表取締役)。そしてコロナ禍や多々の課題に翻弄されながらも、就任2年目を迎えた杉山理事長、今回は運営をはじめて議長としての開催となりました。


_DSC0975sub.jpg令和3年度の事業報告、並びに令和4年度事業計画案を上程する大塚隆副理事長(小松ビル株式会社大行取締役)


[令和3年度事業報告より](自 令和3年4月1日 至 令和4年3月31日)
前年よりのコロナ感染対策が長引き、今年度は当初より行政機関の会合が相次ぎ中止または延期となり、各行事・祭礼等もそのほとんどが中止となりました。幸い一時期終息の見えた令和4年の新年会は、万全の感染対策を講じた上で開催できましたが、再び直後からオミクロン株の拡大により「まんえん防止措置」発令となり、年度末まで一部の部会や理事会以外の行事・会合が行えず、まさにコロナに翻弄された1年となってしまいました。
その中にあって、株式会社東急の再開発工事は順調に進んでおり、2023年の完成が待ち遠しい限りです。一方、組合組織としては、長年理事長として激動の時期に辣腕を振るわれた片桐基次氏が退任し、新たに昨年の総会にて杉山元茂氏が理事長に推挙されました。杉山理事長は先ず、組合組織の活性化として各部会を再編し、若手役員の意見を取り入れる体制を組み、組織された各部会が定期的に会合を重ね、将来のまちづくりに新しい視点を取り入れ活路を開こうとしております。
コロナウイルスの終息も見えず、ウクライナ情勢、国際・経済関係も不透明ですが、まちの将来の方向性とそれに向けた準備を怠らぬよう、取り組んで参りますので皆様のご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。

[令和4年度事業計画]※本総会にて承認(自 令和4年4月1日 至 令和5年3月31日)
杉山理事長体制になって1年、その方針、方向性については組合内部でも共有できるようになりました。しかしながら、長引くコロナ禍のために、近い将来、世の中、社会がどう変わっていくのかが読み切れず、具体的な行動が取れずにいます。今年度は、いかなる変化にも柔軟に対応できるよう心掛け、まちづくりに取り組んでまいります。(※個々の詳細事業につきましては、昨年の実績は特異的なものと判断し、例年なみのもので立案)
事業計画(125,900,000)※括弧内は項目ごとの予算額
(1)共同宣伝事業(16,080,000)
①地域活性化に関する事業
・来街者及び外国人観光客に対するコンシェルジュ事業
・シネシティ広場の新たな活用
・TMO主催イベントの後援・協力
②ホームページ(ポータルサイト)の更新管理
③主体的な広報活動
(2)環境浄化・美化事業(15,840,000)
①地域安全・安心に関する事業
・地域安全安心ステーションの維持・管理
・防犯パトロールの継続的実施(悪質客引きの撲滅)
・違法看板の是正指導(合同監察への参加)
・消防地域協定に基づく防火防災意識の向上を求める活動(合同防火訓練、地域防災活動)
・美化推進活動(定期的な清掃活動及び各種清掃団体への支援)
・その他参画各種協議会への協力活動
②食品衛生管理活動
(3)振興事業(2,000,000)
①各町会活動促進に対する支援協力活動
②部会並びに委員会活動の促進
③関係各団体への支援協力活動
 (4)組合ビル管理費(35,860,000)弁天堂維持費(2,030,000)
・組合ビルの維持管理
・弁天堂ならびに弁財天ビルの維持管理
(5)福利厚生事業(330,000)
・勉強会、親睦会などの実施
その他、一般管理費(人件費、業務費等 21,800,000)、予備費(31,960,000)

_DSC0981sub.jpg慣れない議長役として、無事総会を終え、杉山理事長が挨拶。

「片桐さんより(理事長職を)引き継いでから、組合活動の目的は、いったいなんなんだろうということを考える機会が増えました。やはり、商店街の振興を目的としていかなければいけないんだなということを感じます。

先月の理事会で、たまたまある方が、今年は路線価があがりそうなんですというお話をされて、固定資産税に関わってくるものですから、皆さん、関心のある話題だったのですけれど、その時のトーンが、どちらかというと、納税額が増えちゃって困るなあという話だったのですが、私は、商店街振興組合の目的というのを考えますと、まさに路線価があがるということを目的にしていきたいというぐらいに思っています。言うまでもなく、同じ新宿でも、歌舞伎町は、新宿駅前や西口の高層ビル街に比べますと、決して路線価が高いとは言えません。でも、実際には、これだけ人が来てくれているのも事実なんですね。路線価には、いろんな側面があると思うんですけれど、日本全国、路線価というのは微妙に何かを反映していると思うんです。そういうことを考えた時に、歌舞伎町の持つポテンシャルというものはすごいあると思うんです。
ポテンシャル、商業的価値を持っているんだけど、何かこう、至らないところがあったり、自分たちの手が回らないところがあったりして、どうも高い路線価に結び付いていないんじゃないか。毎年、路線価が上がったということを、一つのバロメーターになるような心意気を、この組合活動において、皆様のご協力やお知恵、それから汗もかいていただいて、お力をお借りしながら、歌舞伎町の商業的価値を高めるということを力点に活動してまいりますので、今後ともご協力、なにとぞよろしくお願いいたします。」

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