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12月9日 ハイジアクリスマス2016 巨大クリスマスバナーデザインコンテスト授賞式より [事務局]

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東京都健康プラザ・ハイジアの北側エントランスのガラス壁吹き抜けにクリスマス装飾として飾る巨大バナー(W7m×H23m)を決める、ハイジア恒例のクリスマスバナーデザインコンテストの授賞式が12月9日、
ハイジア1Fにて行われました。本年開催の応募数は162作品、タナカノリユキさん(アーティスト)、長谷川裕子さん(東京都現代美術館チーフキュレーター/多摩美術大学特任教授)、
吉住健一新宿区長、吉原一彦ハイジア社長、歌舞伎町商店街振興組合からは城克事務局長、この5名の審査により、受賞作が決まりました。


今開催の、デザインテーマは、『私の新宿』。作品にはそれぞれ、コンセプトとして作家ごとの新宿のイメージが書き添えられていました。
ハイジアの北側エントランスの飾られる最優秀賞は、東京モード学園所属の芹沢沙紀さんに決まりました。審査員のタナカノリユキ氏は「細部まで抽象化した光の粒子で新宿の眠らない街(動的イメージ)、生きている生々しさ、スピード感をダイナミックに表現している。」と評。
なお、最優秀賞となった巨大クリスマスバナーはこの12月より来年、2017年1月末まで展示されています。


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最優秀賞:芹沢 沙紀さん(東京モード学園)、プレゼンターはハイジア吉原一彦社長。
作品コンセプト―
新宿のギラギラとしたネオンの印象が強いので、その印象を作品に表しました。
新宿東口の大型モニターや車のライトなど、鮮やかな印象を表現しました。
初めて上京したとき、新宿のにぎやかさに驚いた気持と感動を表現できました。
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その他、優秀賞、ハイジア賞受賞者の作品コンセプト



・昼の新宿は活気に満ちていて、夜はにぎやかです。この両方を一番表しているのはひっきりなしに行き来している電車です。津々浦々の人たちの個性がこの街に集まり、新宿独自の魅力を保っています。/薜源さん(東京モード学園)

・新宿は、多国籍な所というイメージが強いのでそれを意識し作品を制作しました。踊っている人々で騒がしさを、賑やかささを表現しました。バックの色には、オリンピック出場国の色を使用しこれからを意識したものになっています。/日好ももさん(東京モード学園)

・朝から夜にかけた新宿の町並みを表現し、建物で表すのではなく、シンプルに三画を丸でデザインしました。三角は新宿の町を表し、丸は街灯を表しています。/押田珠実さん(日本電子専門学校)


・新宿の玄関口である新宿駅は、1日に300万人が利用することで有名です。そこは様々な人種や文化、個性が交わる場所であり、新宿という街の縮図であると思います。新宿駅で出会う人々の未来が希望に満ちたものであって欲しいと願いを込めてデザインしました。/諏訪文代さん(東京モード学園)


・新宿の様々に起こる出来事を色で表現しました。日本に滞在している一年半ずっと新宿にいました。新宿の夜景が好きです。/ユ キチさん(HAL東京)

・私はあまり新宿に寄ることがないので、私のイメージしている新宿の街の暮時を描きました。なぜ夕暮れなのかというと新宿御苑から帰る途中に見たビルの窓に反射する夕焼けが綺麗だったという理由です。/白井渓祐(東京電子専門学校)
・私の新宿のイメージである、夜でも明るい街をコンセプトに、スクランブル交差点と、多くのビルが建ち並ぶ姿を表現しています。このデザインの巨大バナーが展示された時、見上げた人がビルの高さを感じられるようにビルを煽りで表現しています。また、明るい街の光を表現するために、空や地面のスクランブル交差点を、ポリゴン風の三角形や四角形で区切った塗りで表現しています。/能瀬珠音(大原情報ビジネス専門学校)


・新宿には色々なモノがあり、様々な人がいます。それらを様々な図形や色を使い、表現しました。朝から夜まで賑やかな新宿、夜には色々な光が街中で見られます。このバナーのデザインを見たときに、そのようなカラフルで賑やかなイメージを抱いてもらえたら嬉しいと思います。/馬部裕太さん(東京モード学園)

・私の想像する"新宿"は、たくさんの人がいて、様々な国の方達がこの街で活躍している。明るくてパワーのある新宿を背景のグラデーションで表現し、国旗をオリジナルでデザインしました。/石井希実子さん(東京モード学園)


・新宿のビルを一個一個のボックスにイメージして、周りの線路を点と線として作りました。カラフルなボックスはいろんな個人スペースを代表することになります。そのスペースを利用して、新宿の皆さんは自分なりの形で努力しているイメージです。/馬 克家さん(HAL東京)


・「私の新宿」というテーマで制作する際、私がイメージする新宿が「人の集まる場所」だったり「中央都市」のイメージで制作しました。そもそも朝の通勤ラッシュの人口が世界一という事もあり、ゴチャゴチャしているのでシンプルにならないよう意識しました。背景の赤は人の熱意を表し、その上に都内の醍醐味であるビルを入れ、電子回路は「人の繋がり」を表しました。全体的に現代の雰囲気を強く意識しました。/神崎美涼さん(日本デザイナー学院)

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こうして作品コンセプトを読むと、日ごろ新宿や歌舞伎町に関わりの少ない人たちの、新宿観、歌舞伎町観というものがどういうものであるのか、伝わってきます。何かの参考になれば。
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審査員を務めた城克(歌舞伎町商店街振興組合事務局長)と、最優秀賞を受賞した芹沢沙紀さん。作品をバックに。


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